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鉄分は大事。(特にヘム鉄)

研究とか開発とかプログラミングとか趣味とかを備忘録的な感じで気が向いたときに.

情報系の大学生の自分が2016年に読んだ本のまとめ

備忘録 読書感想

はじめに

 2016年に読んだ本を備忘録として書いていく.2015年の記事はこれ.

brookbach.hatenablog.com

 以下のようにざっくりとしたジャンルにわけて本の簡単な感想を書く.

  • 知恵・知識
  • 情報系
  • 小説
  • 漫画

知恵・知識

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

 旅行に行く飛行機の中で2時間ぐらいで読めた.情報収集→整理→思考→ひらめき→出力っていう流れを踏むこと,言われてみれば確かにって感じだけど実践するのは難しい.

 あと,ひらめいたものを実際に作ると思ってたよりしょぼくて落胆するってのはあるあるだと思った.

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

 論文とかの文章の書き方についての本.最初に出版されたのが結構前(1970年ぐらい)なので,ちょっと情報が古いかも.でも基本は変わってない.

 ちゃんと文章を書き始める前に読んだのであんまり内容を覚えてない,今読んだら違う感想持つかも

 標識,説明書,ポスターなど多くの人が見るものに対して,どういう形のものがわかりやすいのか,わかりにくいものはなぜわかりにくいのかをきちんと解説している.外野からみたらすごいわかりにくくても作ってる人にはそれわかんないんだよね

本を読む本 (講談社学術文庫)

本を読む本 (講談社学術文庫)

 何か読むもの,特に本を対象とした読み方についての本.流し読み,点検読書,分析読書,シントピカル読書っていう流れに沿って本の読み方を解説しており,各段階において,どういうことに意識しながら読んでいけば良いのかが書いてある.

 無意識にやっていることもあったけど,この本に書いてある手法は難しい本,論文とかを読むときの助けになると思う.また,良い読み方って良い書き方でもあるんだなーと思った.  定期的に本を読むようになっていて良いタイミングで読めた.それと,小説については世界に入りこむことが大事って書いてあってちょっと意外だった.

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

 ファインマンという物理学者のエッセイ本で,難しい物理の話ではなく,この人の自伝的な本.歴史的な話とか,知識に関する話とかが書いてあって読んでてためになるし面白かった.通しての感想は,この人知的好奇心がすごいなーと思った.

 行動経済学の本.机の上で考えてみると不合理なのに,実験してみるとなぜか人々はそう動いてしまうんだよねって話.無料でアメを配るのと1円で配るのとでは人が持って行く数が大きく違ったり,冷静なときに予想する自分が興奮しているときの状態と,実際に自分が興奮しているときの状態は全然違ったりとか,あー言われてみればそういうことあるわっていう話がたくさん書いてある.

 読んだ後,ものを見る視点が少し変わった気がする.それが幸せかどうかはわからない.

ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)

ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)

 イギリスの大学生が,ゼロからトースターを作る話.鉄とか銅を鉱石取ってくるところから始めて面白い.ゼロからだと,プラスチックの方が鉄より作るの難しいっていうのは値段と比例してなくて面白いと思った(civilizationでもプラスチックの方が金属より後だしね).身の回りにあるものを実際に作ってみろって言われたら難しいんだなーと.

パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集 (SB文庫)

パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集 (SB文庫)

  • 作者: エーリッヒ・ショイルマン,Erich Scheurmann,岡崎照男
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2009/02/18
  • メディア: 文庫
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 南海の酋長が,文明社会(西洋文化)に触れて考えたことを書いた本.物,お金,家とかを持って自慢げにしてるけどおまえらそんなの間違ってるぜ,っていっている.この人の言っていることはすごいわかるし,この人の過ごしているような環境で生きていた方が幸せなのではとは思う.でも,ここまで進んでしまった今の社会ではそれはもう難しいんだよなぁと思った.

情報系

コンピュータネットワークセキュリティ

コンピュータネットワークセキュリティ

 学科の授業の教科書として購入,主にネットワークにおいて,どんな攻撃があるのか,それに対してどんな防御方法があるのかをさらっと解説している.教科書っぽい感じはあるけど割と読みやすかった.

 ちょくだいさんというAtcoderの社長が何年か前に書いた競技プログラミングの入門本.競プロ強くなりたいなーと思ってとっかかりとして読んだ.強くなりたい

 競プロは本読むより問題解いた方が強くなるだろうなーと思ってる.これを読むよりAtCoderのABCを解きつつ解説読んだ方がためになるかも

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

 UNIXについて,どういう考え方でこのOSができているのか,いくつかのポイントに分けて簡潔にまとまっている.自分がちょっとしたプログラムを書くときとかに参考になることが書かれていて,読んでいてためになった.

[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ?スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ?スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

nginx実践入門 (WEB+DB PRESS plus)

nginx実践入門 (WEB+DB PRESS plus)

Redis入門 インメモリKVSによる高速データ管理

Redis入門 インメモリKVSによる高速データ管理

 ISUCON本戦に参加するにあたり読んだ本たち.この中では大規模サービス技術入門が一番ためになった.どうしても大規模なアプリの,しかもインフラに触る機会って学生だとほとんどないから,ISUCONに参加したり本を読んだりしたことでなんとなく理解できて良かった.働くようになって実際にそういうのを作るようになったらまた読みたい.

暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス

暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス

 シーザー暗号から,楕円曲線暗号まで,それがどういうアルゴリズムで動いていて,どう作るのか,どう破られるのかしっかり書いてある本.サイモン・シン先生が書いた暗号解読は歴史,物語的な面に重点をおいていたが,この本は技術面に重点をおいている.両方読むと知識がマージされていいと思った.

 ポール・グレアムさんが書いたハッカーに関するエッセイ集.ハッカーとしての心構えとか,ソフトに関すること,デザインに関することとか幅広い分野の話が書いてあって面白い.熱いLisp推し. ここ http://practical-scheme.net/wiliki/wiliki.cgi?naoya_t%3Aポール・グレアムのエッセイと和訳一覧 にこの人の書いたエッセイの日本語訳がまとまっているのでこれを読んで主も白かったらこの本も面白いと思う.

小説

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

 去年の暮れぐらいから読み始めて3月ぐらいに読み終わった.出てくる登場人物がみな一癖あるんだけど,ああこういう人いるなぁって感じの人ばかりで面白かった.自分は次男に一番共感したかなー.

車輪の下 (新潮文庫)

車輪の下 (新潮文庫)

「詩人になれないのなら,何にもなりたくない」とかいう超名言を残したヘルマンヘッセが書いた半自伝小説.これは主人公にシンパシーを感じて,もし自分も大学を退学してたらこんなふうになってたかなーと思った.

 こういう歴史の教科書にでてくるような,名前は知ってるけど読んだことが無いっていう本を少しづつ読んでいきたいと思っている.

青の炎 (角川文庫)

青の炎 (角川文庫)

 主人公は名門高校に通っていて,美人な母と妹,居候同然の養父と一緒に住んでいる.ミステリーものなんだけど心理描写多め.嫌な父親から母と妹を守るために,青年の熱い思いがどんどん燃え上がっていく.そして……

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

 いわゆる人の死なない推理小説.女子大生の主人公がなんかしら面白い題材を見つけて,それを知り合いの落語家に話に行く,という流れで短編集みたいになっている.平和でまったりした雰囲気だけど推理要素もちゃんとあって面白い.

 途中まで読んで何年か積んでたんだけど今年読んだ.なんで積んでたのかなーと考えたんだけど,推理自体は面白いんだけど主人公の自分語りがちょっと苦手だったからだと思う.

極大射程 上 (扶桑社ミステリー)

極大射程 上 (扶桑社ミステリー)

 凄腕の孤独なスナイパーが,謎の組織から謎の依頼をされ,気がついたら暗殺容疑で指名手配されたので謎を解明しつつ復讐していく話.ハードボイルド・・・って感想を持った.主人公が罠をかいくぐりつつかっこよく立ち向かっていって面白い.

 映画も見たんだけど,原作では頼りになる相棒がへっぽこになってたり,主人公が銃撃と爆発で無双していたりと,ミステリー&ハードボイルドな原作が完全にアメリカンアクション映画になっていて完全に別物.でも嫌いじゃない

推定無罪〈上〉 (文春文庫)

推定無罪〈上〉 (文春文庫)

 弁護士の主人公が殺人の容疑を掛けられて,しかも被害者は実は主人公の浮気相手で……という話.雰囲気大人向け逆転裁判って感じで面白かった.推理物は面白いんだけど感想があまり書けなくてつらい,読んだ人同士で話したい

すばらしい新世界 (講談社文庫)

すばらしい新世界 (講談社文庫)

 完全なる階層社会,高度な機械文明のなかで生きる人の話を書いたディストピア小説.ディストピア小説のはずなんだけど,なんかこの小説の世界も悪くない,むしろ今よりましな部分もあるんじゃないかなとか思ってしまった.ただそれは階層の上の方の意見なのかな

漫画

 今年読んだ(読みはじめた)漫画.個々に感想を書くのがめんどかったので,ざっくりとしたジャンルにわけてジャンル毎に簡単なコメントを書く.

読んだ中では,

が大ヒットだった.

登場人物が男女問わずかわいい・いやされる

恋は光 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

煩悩寺 1<煩悩寺> (コミックフラッパー)

金の彼女 銀の彼女(1) (月刊少年マガジンコミックス)

からかい上手の高木さん 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

ストレッチ(1) (ビッグコミックススペシャル)

亜人ちゃんは語りたい(1) (ヤングマガジンコミックス)

ごちそうは黄昏の帰り道 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦? 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

シャーリー 1巻<シャーリー> (ビームコミックス(ハルタ))

エマ 1巻<エマ> (ビームコミックス(ハルタ))

乙嫁語り 1巻<乙嫁語り> (ビームコミックス(ハルタ))

つぐもも : 1 (アクションコミックス)

恋は雨上がりのように(1) (ビッグコミックス)

甘々と稲妻(1) (アフタヌーンコミックス)

ふらいんぐうぃっち(1) (週刊少年マガジンコミックス)

NEW GAME! 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

 あーこの人たち本当にかわいいなーとか思いながら読んでいた.かわいいなーとか思って読んでるけど,ちゃんと内容も濃くて面白いのが多い.ひとまとめにしてしまったけどそれぞれ違った良さがあるので片っ端から読むと良いです

おっさん・おねえさんがかっこいい

ディメンション W 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックスSUPER)

無限の住人(1) (アフタヌーンコミックス)

新装版 無限の住人(1) (KCデラックス アフタヌーン)

最強伝説 黒沢 1

波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンコミックス)

 あーこのおっさん本当にかっこいいなーとか思いながら読んでいた.かっこいいなーとか思って(ry

SF・IT・近未来

僕だけがいない街(1)<僕だけがいない街> (角川コミックス・エース)

惑星のさみだれ (1) (ヤングキングコミックス)

レベルE 上 (ジャンプコミックスDIGITAL)

AIの遺電子 1 (少年チャンピオン・コミックス)

王様達のヴァイキング 1 (ビッグコミックス)

SFは小説,漫画どちらも好き.

そのほか

聲の形(1) (週刊少年マガジンコミックス)

幽☆遊☆白書―完全版 (1) (ジャンプ・コミックス)

RAVE(1) (週刊少年マガジンコミックス)

おやすみカラスまた来てね。 1 (ビッグコミックス)

 どれも面白かったです(適当).

来年に向けて

 あいかわらず「本 おすすめ」とかで出てきた本を中心に読んでる.でも本ってデータ構造的には森になってて,一つの本を読むとそれに関連した本がたくさん出てくるので少しずつ色んな本に手を出していきたい.

 本はAmazonで中古で紙の本を買うことが多い.あとはBookoffに行って買ったりとか.逆に漫画はKindleで買ったり漫画喫茶で一気読みすることが多い.

 1年で100冊本を読む(漫画除く)目標だったんだけど,結局30冊ぐらいしか読んでない. 1~3月,10~12月はコンスタントに読めてたんだけど,4~6は院試,7~9は研究とかバイトとかで余裕が無かった.言い訳

 1年で100冊の目標は結構難しいので2017年はとりあえず60冊を目標にする. それと,本を読んだときの感想とか半年ぐらいたつと忘れるので都度ツイートしようかなと思った.

読みたい本のリスト

http://amzn.asia/7Ao7Szh